寒いこんな日は銭湯です

北の方に比べればたいしたことないけど、さすがに気温が低く風が強いと、こちらも寒く感じますね〜。

そう、こんな日は銭湯です。

何もわざわざ寒い日に出かけなくても……。でも、行きたいと思ったら行くのです(笑)。結構好きなんです。

それには、こういうことがあったからなんです。

あの阪神大震災のおかげで、ちょっとヒビ入っただけなのにアパートを追い出される前までは、ず〜っと銭湯に行ってたんですよ。
ホントに、風呂入るだけのことで、いちいち出かけるのがうっとうしかったですね〜。銭湯なんて大っキライ！

実を言うと、小さい頃、“自分の広い部屋をもつこと”と“とりあえず家に風呂”というのがささやかな夢のひとつにあったんですね。(←ぜいたくとも言う(笑))

何しろ、小さい頃は8畳、2畳の部屋に加えて、台所が庭にあるような昔ながらの狭い家で、便所(トイレなんて言えない)は外にあるは、風呂はないは、そんな狭いところに、家族6人が住んでいたことからくる、コンプレックスみたいなものがあったんです。

とりあえずは、そのうちおばあちゃんがアパートを借りていたんだけど、いつしか亡くなり、そのあとに入って生活を始めたものの、やっぱりボロアパートで便所は外、風呂はなしじゃあ、スッキリせずグズグズしていました。

きっかけがないと動けないもんで……。

そこにあの震災→アパートにちょっとヒビ→追い出しにかかる→じゃあ、ちょっといい部屋借りてみよう。

そういうことで、夢は簡単に実現してしまったんですよ。あっさりと。

まあ、それはほんのささやかなことで、本音を言うと、カラオケやろうが楽器を弾いたり叩いたりしても、近所迷惑のかからない、山奥みたいなところなんかもいいかなーと思ったりもするんだけどね。

お金がかかるけど、地下室なんてのもいいかも。

とにかく今は、近所迷惑が気になり、ほったらかしになってる、隣の部屋で眠っているプレステ2の「ドラムマニア」をおもいっきりドツキタイ。とにかく今はこれ……これこそささやか(笑)……でも、あれって意外とカチャカチャうるさいんですよね。

……と、……こんな日は銭湯……の話から大幅にそれてしまいましたが、人っておかしいもので、夢が実現してしまうと、あれだけうっとうしく思っていた銭湯が、何か好きになってしまったんですよ。

行ってる時はわからなかったものが、行かなくなったことにより、あの銭湯独特の雰囲気にひかれるのかもしれません。

富を手に入れた人がボランティアに走ったりするのも、全てを手に入れたがために、そういう考えるゆとりみたいなのが出来、“人のために何かをしたい”という“本能”が出るのかもしれませんね。そんな本能があるかどうか知りませんが(笑)。

またまた、ココまで読んでくれてありがとう。